JALのプレミアムエコノミー
JALはプレミアムエコノミーを欧米8路線に設定、限定20席から24席。エコノミークラスよりシートピッチを20%拡大し、シート幅もゆったり。各席にはそれぞれユニバーサルタイプのパソコン電源が装備され、ノイズキャンセリングヘッドフォンも用意されて、いつでも好きな映画や音楽を楽しむことができる。この際、一時停止や早送り・巻き戻しも思いのままである。また、プレミアムエコノミー専用のアメニティを利用できる。
さらに成田・ニューヨーク・ロサンゼルス・ワシントンD.C.、ロンドンの各空港では出発前にラウンジを利用できる。
実際に利用すると、やはり一般のエコノミーよりも座席が広い分、肘掛けも幅広で楽な印象。プレミアムエコノミー専用に区切られた区画に存在するため、静かなものである。ユナイテッドやスカンジナビアなどのエコノミープラス、エコノミーエクストラなどと較べてもシートはゆったりしているといえる。空の旅を一段高いものにしてくれているといえるだろう。但し、食事やその他サービスはエコノミーに準じている。
ANAのプレミアムエコノミー
JALに遅れること5年、全日空ANAでもプレミアムエコノミーが導入された。他の航空会社の先行を許した分、シートには他社との差別化を図って上級を打ち出している。プレミアムエコノミーシートは上級エコノミークラスでは世界初となるシェル型シートを採用。シート配列もエコノミーの3-3-3から2-4-2と1席減らすことでシート幅を確保した。そしてこのシート最大の特徴は、リクライニング時に全席の背もたれが倒れてこない構造にある。このシート、背もたれを倒すと座面が前方へスライドするようになっていて、それによって後席への圧迫を防いでいるのだ。またフットレストやレッグレストもついている。テーブル自体もエコノミーよりずっと大型だ。さらにパーソナルモニタが全席に付いてAVODを実現している。
ほかに、JAL同様空港ラウンジの利用もできる。
JALと違うのは、食事などのサービスもエコノミークラスと差別化を図っていること。プレミアムエコノミーの「ひとつ上のゆとり」というコンセプトを機内食にも適用したことだ。サービスの点ではJALよりもANAのほうが一枚上手といえるだろう。